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【リミット迫る!】GA4の特徴や、そのメリット・デメリットを再確認

2023年06月21日

アクセス解析ツールの代表的存在、Googleアナリティクス。
その最新版がGoogleアナリティクス4プロパティ、通称GA4です。
 
2020年10月以降、長らく従来版のユニバーサルアナリティクス(UA)からの移行期間が取られてきましたが、2023年の7月1日にUAのデータ収集が終了し、GoogleアナリティクスはGA4に一本化されることになります。
 
アクセス解析は、ウェブサイトの閲覧状況を定量的に観測し、効果的なPDCAを行っていくために欠かせないツールです。
 
現時点でGA4への移行がお済みでない、または不明という方へ、よくいただく質問をまとめました。

Q1|UAとGA4の違いは? メリット・デメリット早分かり

メリット
Webとアプリを行き来する、現代のユーザー動向に対応

UAではWebサイトの閲覧状況(PV)が主軸だったのに対して、GA4ではWebとアプリそれぞれで、ボタンクリックやページスクロールなどのユーザーそれぞれの行動を計測するようになりました。これにより、Webとアプリを行き来するようなユーザー動向も捉えることができます。また、個人情報保護のため強化されたCookie規制に対応していることも大きな特徴です。

まとめると…
  • 計測対象は PV軸からイベント(行動)軸へ
  • Webサイトだけでなく、アプリも計測対象に
  • Cookie規制の強化に対応
  • 機械学習モデルにより、ユーザーの行動を予測
  • マルチデバイスに対応。スマホやタブレットでも閲覧可能
デメリット
これまでのUAとは異なる、新しいツールとしての認識が必要

従来のUAから大きく概念が変わったGA4。この変化があまりに大きいことが、GA4導入のデメリットと言えるかもしれません。
UAの管理画面に慣れていた方ほど、そのハードルは高く感じられるかもしれません。
またUAからデータを引き継げないことも、この時期まで移行していなかった企業様にとっては大きなデメリットになるでしょう。
ともあれ、これからもWebサイトを運用していくためには、GA4への移行は避けて通れないのも事実です。
必要なときに必要なデータが得られないという事態にならないよう、今すぐの導入をご検討ください。

まとめると…
  • GA4を使いこなすまでには、それなりの学習が必要になる
  • UAのデータを引き継げないため、過去との比較に一手間が必要 

Q2|自社サイトがGA4に対応しているか、確認する方法は?

管理者が複数いたり、最近担当を引き継いだりしたケースでは、現在GA4が導入されているかわからないかもしれません。
その場合は、Googleアナリティクスの画面から簡単に確認することができます。
Step1. Googleアナリティクスの画面を開く
プロパティがUAのままの場合は、「2023年7月1日より、ユニバーサルアナリティクスの標準プロパティでは新しいデータが処理されなくなります」というメッセージが表示されます。ただし、このメッセージは一度閉じてしまうと再表示されなくなってしまいますのでご注意ください。
Step2. 「プロパティID」を確認
ホーム画面の上部にある「すべてのアカウント」をクリックして、対象のプロパティ名の下に表示されている「プロパティID」を確認します。

まとめると…
  • 従来のUAの場合
    「UA-」から始まる数字 例:「UA-000000000-1」
  • GA4の場合
    全て数字で表示されます 例:「000000000」
Step3. データ収集を確認
GA4のプロパティ名をクリックし、レポート画面で数値がとれていれば、ひとまずGA4でデータ収集ができていることが確認できます。

Q3|GA4に移行するためには、新しいタグへの差替えが必要?

2017年に導入されたグローバルサイトタグ(gtag.js)を使用している場合は、GA4プロパティ設定アシスタントツールを使用することで、GA4プロパティの設定を完了することができます。
[確認方法]
対象となるWebサイトのソースコードを表示。コード内に「gtag.js」が含まれているか確認。

Q4|GTM(Googleタグマネジャー)を設置しなければいけない?

Webサイトのソースに直接触れることなく、複数のタグの管理が行える「GTM」は、GA4タグの管理だけでなく、各種広告などのタグも自在に管理できるため、今後のことを考えると導入しておくとベターです。GA4のタグを各ページに埋め込むのも、GTMのタグを設置するのも、手間はほとんど変わりません。
GA4は、今日のインターネット利用状況に合せた大幅なアップデートが行われましたが、依然として「無料で使える」最強のアクセス解析ツールであることに変わりはありません。
もし自社内での移行作業に不安がある場合は、アドウィルまでお問い合わせください。